Macbookのバッテリー劣化対策をしてみる

リチウムイオン電池は100%のまま置いておくと寿命が短くなるらしい。一部メーカーのノートPCには充電を100%にしない機能が備えられているものもあり、例えばパナソニックのレッツノートの場合はこの機能を使うことでバッテリーの寿命が約1.5倍になると言われている。

Macbookにはこのような機能が用意されていないが、MagSafeを備えたMacbookの場合は簡単な作業で同等のことができる。Macbookを新調したばかりなので対策をしてみた。

手順

  1. バッテリーの充電状態を80%程度にする
  2. MagSafeの真ん中の端子を1~2mm幅のマスキングテープなどで絶縁する

たったこれだけ。

MagSafeの真ん中の端子は充電コントロールの信号がでているとのことで、この端子を塞ぐことでMacbookは充電されない状態になるということらしい。

[caption id="attachment_193" align="aligncenter" width="900"]20160620_1 影でわかりにくいが、マスキングテープで5つある端子の中央を塞いでいる。[/caption]

[caption id="attachment_195" align="aligncenter" width="900"]中央の端子を塞ぐとLEDは点灯しない。 中央の端子を塞ぐとLEDは点灯しない。[/caption]

 

[caption id="attachment_197" align="aligncenter" width="792"]メニューバーのアイコンクリック時に「バッテリーは充電できません」「電源:電源アダプタ」と表示されればOK。 メニューバーのアイコンクリック時に「バッテリーは充電できません」「電源:電源アダプタ」と表示されればOK。[/caption]

外に持ち出す場合は予めテープを剥がして充電しておき、戻ってきたらまた上記作業で80%をキープすることになる。

簡単な作業なので少しでもバッテリーを長持ちさせたい方は試す価値が有ると思う。ただし、誤って隣の端子まで塞いでしまった場合など、正常に動かなくなったり、最悪故障の可能性もあるのであくまで自己責任で慎重に。

次期モデルからは無印Macbook同様、Macbook AirMacbook ProでもMagSafe2が廃止されUSB Type-Cからの充電になると噂されている。この対策ができなくなってしまうならOS標準でこの機能をサポートして欲しいな。